2025年11月11日火曜日

パキスタン出張(2025年11月7日~12月5日)

 本事業研究協力者の池田直人氏が11月7日から12月5日までパキスタンに出張しています。

主な目的は、初めてパキスタンで開催されるアジア比較教育学会(Comparative Education Society of Asia: CESA)への参加・発表のためです。CESA2025では、“Challenges to Inclusive and Equitable Education”をテーマにしています。

池田氏とともに、難民を助ける会の障害と開発分野の専門家であり、本事業現地研究協力者であるのMuzammal Islam氏による共同発表で、タイトルは"Meaningful participation of parent group of children with disabilities to promote Inclusive Education in Khyber Pakhtunkhwa, Pakistan."です。

ほとんど研究がなされいない、パキスタン北西部のKP州において、2020年からインクルーシブ教育事業を実施している難民を助ける会の活動の中で得られた知見を活かしつつ、現地での聞取り調査を行った結果をCESA2025で発表します。従来の教員訓練、学校環境整備、カリキュラム開発、啓発活動といった活動に加えて、就学する障害のある児童生徒の保護者の育成、保護者のグループ形成支援・強化が、難民を助ける会の事業の特徴です。障害者の権利条約のスローガンである「Nothing about us without us」、条約のなかで何度も現れる障害者の「Meaningful Participation」というキーワードに直接関連する研究です。


パキスタン:狂犬病と蛇咬傷の現実

  過去の記事 (2026年4月6日) では、野犬による狂犬病被害の深刻さと、それが子どもたちの通学路の安全に与える影響について紹介しました。今回は、狂犬病と並んで子どもの生命と就学を脅かしている「毒蛇に噛まれる事故」の現状と、それらが「就学を保障する健康」に与える課題について、...