前回の記事で紹介したUNESCO発行の教員用・生徒用の防災教育マニュアルについて、概要を紹介します。
1. 教員用マニュアル:学校を「安全の拠点」にするために
教員用の冊子は、先生方が授業でどう教えるかだけでなく、学校全体の「安全管理」をどう主導するか、という視点で書かれています。
リスクを見える化する: 学校内外の危険な場所を特定する「学校リスクマップ」の作成方法が詳しく解説されています。
教育の統合: 防災を単なる避難訓練で終わらせず、地理や科学などの既存の教科の中にどう組み込むかというヒントが満載です。
心理的ケア: 災害後の子供たちの心理的なサポート方法についても触れられており、先生が「心の支え」となるための指針が示されています。
日本語版:災害リスク軽減・生徒用マニュアルー安全確保と十分な備えに向けて-
英語版:Stay safe and be prepared: a teacher's guide to disaster risk reduction
2. 生徒用マニュアル:自分と友達を守る「防災リーダー」へ
生徒用の冊子は、イラストや具体的なアクティビティを通して、子供たちが主体的に学べる工夫がされています。
正しい知識を学ぶ: 「ハザード(危険な現象)」と「リスク(潜在的な損失)」の違いなど、防災の基本用語を分かりやすく学べます。
アクションを起こす: 家族と一緒に避難袋を用意したり、近所の「脆弱な人(お年寄りや小さなお子さん)」がどこにいるかを確認したりと、具体的な行動を促します。
「能力」を高める: 知識を身につけることで、災害が起きた時にパニックにならず、適切な判断ができる「強さ」を養います。
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